中国による日本車ボイコット ツケは中国に跳ね返る?
香港(CNNMoney) 尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権問題をめぐって中国で広がっている日本車の不買運動のつけは、日本の自動車メーカーだけでなく、中国の工場やディーラーにも及ぶと専門家が予想している。
中国では9月の日本車販売が35~50%の落ち込みを記録し、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車、三菱自動車、マツダの各社とも打撃を受けた。
しかし、中国で販売される日本車と製造に使われる部品の大部分は、中国の工場で、中国の労働者が生産している。完成した車を扱うディーラーも多くは中国人が経営し、営業担当者も中国人だ。
香港を拠点とする投資会社のアナリスト、ジャネット・ルイス氏は「中国で日本ブランド車の販売が減少すれば、実際に傷つくのは中国企業だ」と指摘する。