米マカフィー創業者の行方追う 殺人事件捜査で ベリーズ警察
(CNN) 中米ベリーズの警察は12日、同国で起きた殺人事件に関連して、米インターネットセキュリティ大手マカフィーの創業者ジョン・マカフィー氏から事情を聴くため、行方を追っていることを明らかにした。
警察によると、殺害されたのは同国アンバーグリスキー島サンペドロ北部に住む米国人グレゴリー・フォール氏(52)。10日から11日にかけ、自宅で後頭部を撃たれて死亡しているのが見つかった。マカフィー氏は近所に住んでいたという。
フォール氏の自宅からはノートPCと携帯電話がなくなっていたといい、警察は殺人の疑いで別の人物からも事情を聴いている。現時点で動機は分かっていない。
マカフィー広報によると、創業者のマカフィー氏は1994年に同社を去り、以後、同社とは無関係だという。広報は事件についてのコメントは避けた。CNNの取材でも、マカフィー氏の所在は確認できていない。
インターネットの情報サイト、ワイアードによれば、マカフィー氏は「フォール氏が撃たれたとは聞いたが、ほかのことは何も知らない」とコメント。ベリーズの当局とは数カ月前からトラブルになり、同国内で身を隠していると語ったという。