口内炎の薬に痩身効果? ネズミで確認、年内にも治験へ
ルイジアナ大学で肥満などについて研究しているジョージ・ブレイ医師は、肥満を抑制するための新薬の開発につながる可能性があると期待を示す。
ブレイ氏は、性機能改善薬「バイアグラ」の開発史と似ていると指摘。ブレイ氏によれば、バイアグラは当初、胸の痛みを治療するために研究・開発が進められていたが、後に偶然、性機能を改善する効果が発見されたという。
臨床試験の結果、もし人間にも痩身効果があることが確認された場合でも、例えば心臓などほかの部分に思わぬ副作用が出る可能性もあることから、安全性の検証が不可欠となる。
また、アンレキサノクスを使い続けない限り体重が元に戻ってしまう可能性が高いことを懸念する声もある。