米連邦議会議員の半数以上が「100万ドル長者」、史上初

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「金銭がすべてではない」とも

「金銭がすべてではない」とも

ニューヨーク(CNNMoney) 米国の非営利団体「責任ある政治センター」(CRP)は12日までに、米連邦議会の現職議員534人のうち少なくとも268人が平均100万ドル(約1億400万円)もしくはそれ以上の純資産を有しているとの報告書を発表した。

昨年の税申告書類などを参考材料にしている。連邦議員の半数以上が「100万ドル長者」になったのは史上初めてとしている。

2012年の場合、100万ドルもしくはそれ以上の資産を持つ議員は計257人、割合にして48%だった。

CRPの幹部は今回の調査結果について、現行の選挙制度において立候補者が資金的に有効な選挙戦を続けるには資産を必要としている現実を浮かび上がらせたと指摘した。半面、これらの裕福な議員が資産のない国民の生活に響く失業手当、貧窮者への食料支援事業、最低賃金や税制改革などの問題に取り組んでいる事実にも注意を向けた。

CRPの報告書によると、最も金持ちの議員はカリフォルニア州選出のダレル・イッサ下院議員(共和党)で純資産額は平均で4億6400万ドルだった。同議員は自動車の警報装置関連ビジネスに携わっている。

一方、最下位は同じく同州選出のデービッド・バラダオ下院議員で、1210万ドルの借金を報告した。家業の酪農に絡む負債が主因だった。

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