銃の消音装置の販売が37%増、付属品への関心高まり 米
ニューヨーク(CNNMoney) 米国のアルコール・たばこ・銃器取締局(ATF)は27日までに、米国内で銃の「消音装置」の販売数が2013年に前年比で37%激増したと報告した。販売個数は約50万個にまで伸びた。
12年には36万個、11年には28万5000個だった。銃器販売業界のアナリストによると、消音装置「サイレンサー」の売れ行き好調に伴い、ATFが処理する登録認可の手続きでは9カ月待ちの例もある。
販売激増の背景については、銃購入のピーク時が過ぎ、付属品への関心が新たに高まっていると分析。猟で獲物に気付かれることなく複数回撃つがことが出来る機能への評価も一因としている。
米東部コネティカット州ニュータウンの小学校で2012年12月に起きた銃乱射事件後、米国内では攻撃ライフル銃の駆け込み購入が増えた。事件を受け、銃販売の規制が強化されるとの思惑が作用していた。
同アナリストによると、消音装置の販売急増は同事件後の銃購入者が照射装置やレーザー照準装置など付属品への興味を高める時期に合致したことも反映している。