東京五輪に「食べられる器」を 愛知の製菓会社
(CNN) 使い捨ての食器は便利だが資源が無駄になる。そんなジレンマの解決策にと、愛知県の漁村、碧南市の丸繁製菓が環境に優しい「食べられる器」を提案して話題を呼んでいる。同社の榊原勝彦専務にCNNがインタビューした。
CNN:食べられる器というアイデアが生まれたきっかけは?
榊原:祭に行くとごみ箱があふれている光景が目につく。私たちの製造技術でこれを変えることはできないかと考えた。アイスのコーン作りから発展させて、食べられる皿を開発した。ネックになったのは耐水性をいかに強めるかという問題だった。
CNN:皿に使われる原料はエビと塩、そしてジャガイモのでんぷん。ほかの味を開発する計画はあるか。
榊原:さまざまな味の器を開発し、多様な食べ物と組み合わせられるようにしたい。食べられるナイフやフォークが作れたらもっと面白いだろう。無駄も大きく減らすことができる。
CNN:会社の将来にかける抱負は?
榊原:6年後の東京五輪に、食べられる器を提供したいと考えている。
CNN:丸繁製菓は今後どのように発展していくと思うか。
榊原:この街は農業と漁業が盛んだ。子どもたちに街を引き継ぐ時のことを考えるたびに、とにかくもっと環境に優しい事業にしなければと思う。