世界の超富裕層、さらにリッチに 今年の報告書
ニューヨーク(CNNMoney) 総資産が3000万ドル(約35億円)を超える「超富裕層」の人数は世界で21万人以上、資産の合計額は30兆ドルに達していることが、新たな報告書で明らかになった。
シンガポールの調査会社ウェルスXとスイスの金融大手UBSが富裕層についてのデータをまとめた今年の報告書によると、世界の超富裕層には新たに1万2040人が加わり、昨年比6%増の21万1275人となった。
このうち18万3810人を男性が占め、女性は2万7465人。国別の人数では米国が最も多かった。
超富裕層全体の資産合計額は昨年から7%増え、米経済のほぼ2倍の規模となった。
世界の成人のわずか0.004%にすぎない人数の手に、世界中の全資産の13%近くが集中していることになる。
超富裕層の平均年齢は男性が59歳、女性が57歳。平均すると子どもが2.2人、孫が1.9人いて、2.7件の不動産を所有している。自国の外に1件以上の不動産がある人は、少なくとも3割に及ぶ。