超音速機の開発進む、NYからLAまで2時間半
ニューヨーク(CNNMoney) 航空機メーカー各社が次世代の超音速機の開発に力を入れている。速度は現在の商用機の2倍以上。まず自家用機や社用機として登場する見通しだ。
エアリオン(米ネバダ州)社が開発しているマッハ1.6(時速約2000キロ)のビジネスジェット機は12人乗りで値段は1億1000万ドル(約131億円)。速度はガルフストリーム社の「G650」(6500万ドル=約77億円)のほぼ2倍で、現在7時間かかっている米ニューヨークから英ロンドンまでの飛行時間は約4時間に短縮される。
既に数十社から引き合いがあり、かつての超音速機「コンコルド」を開発したエアバスから技術協力を受ける契約も結んだ。2022年の初納入を目指す。
スパイク・エアロスペース(米ボストン)でもマッハ1.6のビジネスジェット機の開発が進む。同機に乗れば、「ほかのジェット機がプロペラ機のように思えるはず」と宣伝する。
ただし現在のところ、こうした超音速機のルートはほとんど海上にしか設定できない。