米陸軍、新たな公式短銃を「募集」へ ベレッタM9の後継
ニューヨーク(CNNMoney) 米陸軍は27日までに、同軍が新たに正式採用する短銃への応募を来年1月に銃器メーカーに求める計画を明らかにした。1985年に導入された「ベレッタM9」に代わる銃となる。
メーカーにとってはめったにない大型商談の好機となっており、スミス・アンド・ウェッソンとゼネラル・ダイナミックスは既に人気モデルの「M&P」を売り込むことを発表。イタリア企業のベレッタもCNNMoneyの取材に、応募に加わることを明らかにした。
新たな公式銃に選ばれた場合、話題を集めて映画に使われる機会も生まれ、民間の銃保有者の間でも人気が出ることも考えられる。
ベレッタM9は米東部メリーランド州にある工場で製造されている。同銃は1987年に公開され、大人気を集めた米映画「リーサル・ウェポン」にも登場していた。
同社の軍事関連販売担当の幹部によると、米国防総省にこれまで売却したM9は約60万丁で、大部分は陸軍向けとなっている。現行契約では新たに2万丁を納入する予定。