ダウが一時1000ドル超下落 終値は588ドル安
(CNNMoney) 週明け24日の世界の株式市場は、中国経済減速への懸念から大幅に下落した。ニューヨーク株式市場のダウ工業平均は取引開始直後に前週末比1000ドル余り値を下げ、同588.40ドル安の1万5871.35ドルで取引を終えた。
ダウ平均の下げ幅は一時1089ドルと、2010年の「フラッシュ・クラッシュ(瞬間暴落)」を上回り、過去最大を記録した。終値は約1年半ぶりの安値となり、11年8月以来4年ぶりの下げ幅を記録した。
米国の代表的な銘柄が軒並み大幅に下落した。ゼネラル・エレクトリック(GE)とペプシは一時20%、コストコも16%の下げ幅を示した。
S&P500種は5月の最高値から10%下落し、11年以来初めて調整局面に入った。ダウとハイテク株中心のナスダックは21日に調整局面入りしていた。
米連邦準備制度理事会(FRB)が今年9月にも踏み切るとされていた利上げは、先送りとなる可能性も出てきた。