中国に航空エンジン製造の国営企業、自主開発狙う
香港(CNNMoney) 中国政府は4日までに、世界で最高級の性能を持つ航空エンジンの研究開発や製造を目指す国営企業「中国航空発動機集団」の設立を発表した。
同社はガスタービンエンジンも手掛ける。登記済みの資本金は500億元(約7800億円)で9万6000人の従業員を既に抱える。
同社の創立は中国政府が目指す国際的な「航空強国」戦略の一環。国営メディアは、習近平(シーチンピン)国家主席が今回の企業創設について「戦略的な動き」とたたえたとの発言を伝えた。
中国は長い間、自前のジェットエンジン開発や製造に努力してきた。軍事力を高める上での優先課題とも位置付けられてきた。最近の5カ年開発計画ではエンジンや航空機の国産化が主要目標として打ち出されていた。