豪州から欧州へ初の直行便、17時間の旅 カンタス航空
香港(CNNMoney) オーストラリア大手のカンタス航空は18日までに、同国と欧州を結ぶ初の直行便を2018年3月に開設すると発表した。
同国西部パースと英ロンドン間の路線で、搭乗時間は17時間。旅客便としては世界最長級で、飛行距離は約1万4498キロ。投入する機材は米ボーイング社の787―9型機。同機が就航する世界最長の路線ともなる。
同航空のロンドン便の創設は約70年前までさかのぼり、当時の所用日数は4日間、経由地は9カ所に達した。最近の同路線もシンガポールやアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイを中継地としている。
旅客便で現在、世界最長の路線はエア・インディアによる太平洋を横断するニューデリー、米サンフランシスコ間の約1万5140キロ。ただ、来年2月にはカタール航空によるニュージーランド・オークランド、ドーハ間の便に抜かれる予定。同便の搭乗時間は17時間と45分になる見通し。