英国民、現時点でもEU離脱支持が多数派 世論調査
ロンドン(CNN) 英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる国民投票から6カ月がたった今でも、離脱を支持する人が残留派を上回っていることが、CNNと英調査会社コムレスによる共同世論調査で明らかになった。
19日に発表された調査結果によると、現時点で国民投票が実施された場合、離脱に投票すると答えた人は47%に上り、残留派の45%を上回った。
6月の国民投票では52%対48%で離脱派が多数を占めていた。離脱決定を受けて通貨ポンドが急落し、明確な道筋を打ち出せない政府に批判が集中するなかでも、国民の意見は変わっていないことが分かった。
調査結果からは、英国の有権者が個人的な経済状況とは無関係に離脱を選択していることがうかがえる。EUから離脱した結果、家計が改善すると予想している人は24%にとどまったのに対し、44%は悪化するだろうと答えた。
ただ、英経済の長期的な見通しについては、離脱したほうが良くなると答えた人が47%を占め、悪くなるとみる36%を上回った。