ビッグマックより大きい「グランドマック」、全米で提供へ
ニューヨーク(CNNMoney) ファストフード大手の米マクドナルドは、定番の大型バーガー「ビッグマック」では満足できないという人のために、さらに大きい「グランドマック」を全米で売り出すと発表した。一方で小さめのビッグマックを食べたいという人向けには、一回り小さめの「マックジュニア」を提供する。
新メニューは今年に入ってオハイオ州やテキサス州で試験的に販売し、評判が良かったことから全米の店舗に販売を広げることにしたという。
ビッグマックはビーフパティ2枚をはさんで「特製ソース」をかけた定番メニュー。新登場のグランドマックは2枚のパティの肉の量を約150グラムに増やした。一方のマックジュニアは大型のパティ1枚だけにして間にはさんだバンズはなくし、特製ソースはそのまま使っている。
ビッグマックは1967年、ペンシルベニア州ユニオンタウンでチェーン店を経営していたマイケル・デリガッティ氏が考案した。デリガッティ氏はマクドナルドによるグランドマックとマックジュニアの発表を見届けて、昨年11月に98歳で死去した。
マクドナルドは2015年に就任したスティーブ・イースターブルック最高経営責任者(CEO)の下で、メニューや店舗の刷新に取り組んでいる。これまでに自分でメニューを注文できる端末やモバイル決済、店舗の改装やテーブルでのサービスなどを実験的に取り入れてきた。朝マックのメニューを終日注文できるようにしたことは、収益を押し上げる要因になった。