米ダウ工業株平均、アマゾン株を構成銘柄に採用 ウォルグリーンに代え

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米国の代表的な株価指標「ダウ工業株30種平均」の構成銘柄にIT大手アマゾンが採用された/Octavio Jones/Getty Images

米国の代表的な株価指標「ダウ工業株30種平均」の構成銘柄にIT大手アマゾンが採用された/Octavio Jones/Getty Images

(CNN) 米国の代表的な株価指標「ダウ工業株30種平均」を運用するS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは20日、ドラッグストア大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスに代えてIT大手アマゾンを構成銘柄に採用すると明らかにした。

声明では今回の変更について、消費者向け小売業の比率を高めることで「米国経済の変化」を反映する狙いがあると説明している。

ダウ平均を購入する投資家は今後、アマゾン株の値動きの影響を受けることになる。

高いパフォーマンスを誇るIT7銘柄「マグニフィセント・セブン」からダウ平均に加わるのはアップルとマイクロソフトに続く3社目となる。残り4社のメタ、エヌビディア、テスラ、アルファベットはダウ平均に入っていないが、より広範な指標である「S&P500」には7銘柄がすべて含まれている。

歴史的にみると、ダウ平均への追加や除外が各企業の株のパフォーマンスに大きな影響を及ぼすことはない。ただ、1896年から算出が始まったダウ平均の構成銘柄には一定の箔(はく)が付く。

ダウ平均は伝統的に、米国経済の最重要企業を反映させようと努めてきた。現在のダウ平均でIT株の占める割合が大きいのはこれが理由だ。

変更は26日の米株式市場が開く前に適用される。20日午後の時間外取引ではアマゾン株が1%あまり上昇、ウォルグリーン株は3%下落した。

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