終業時間に机が「消滅」、残業やめ生産性向上を オランダ
(CNN) 従業員のワークライフバランスを向上させる取り組みとして、毎日午後6時になるとデスクが「消滅」するオフィスがオランダに登場した。
同国ハールレムにあるデザインスタジオのヘルデルグローエンでは、夜間と週末の間、作業用の大型デスクが鉄鋼ケーブルにつるされて天井まで持ち上げられる。
コンピューターなどの備品も天井に固定され、空いたスペースは「素晴らしいアイデアや可能性を持った人」に無料で貸し出す仕組み。社交イベントやヨガ教室、グルメフェスティバルなどの会場として使われているという。
「こうした活動によって従業員が働きやすくなる」「リラックスしたり何か別のことをしたりするとアイデアがわく」と同社幹部は説明する。
長時間労働ではなくスマートな労働を促す動きは欧州などの企業に広がっている。
独自動車大手フォルクスワーゲンは2011年から、ドイツ国内の一部従業員について勤務時間外の電子メール利用を制限するようになった。