ビジネス界のスーパースターを育てる5人のメンター
(CNN) 事業を立ち上げたばかりの新しい起業家たちが、多くの新興企業や投資家がしのぎを削る弱肉強食の世界を渡っていくのは至難のわざに思えるが、信頼できるガイドがいれば、成功の可能性は広がる。
実際、マーク・ザッカーバーグやジェフ・ベゾスといったビジネス界の大物たちでさえ、メンターに支援や助言を求める機会が増えている。そこで、今回はビジネス界の5人のメンターに、なぜ彼らが提供するサービスにそれほど高い価値があるのかを尋ねた。
強力な人脈
作家兼戦略家ロン・G・ホランド氏は、これまで財界の多くの人々を成功に導いてきた。ホランド氏は優秀なサポートチームの構築こそが重要と考えている。
「われわれは1人の顧客のために、Bootsの前会長、Teatherの前財務取締役、Greenwoodの複数のストックブローカー、さらに主要都市の法律事務所と会計事務所の有力なプロのアドバイザーからなるサポートチームを結成した。その顧客は過去2年間、1ペニーの利益も上げていなかったが、彼に紹介した最初のストックブローカーの助言により、150万ポンド(約2.6億円)の利益を上げた」
ビジネスアイデンティティを確立する
「評価の伝道師」の異名を持つチェスター・エルトン氏は、人をやる気にさせる演説家であり、同氏が書いたリーダーシップに関する何冊かの本がベストセラーになった。エルトン氏は、あるメンターのおかげで自分の会社の価値を定義できたという。
「われわれの指針となる哲学は何か。彼(メンター)は、それをシンプルかつ焦点を絞ったものにするための『3のルール』を教えてくれた。われわれの指針となる3のルールとは、まず常に世界クラスを目指すこと。執筆、訓練、コンサルティングなど、何をするにもそれが世界クラスになるよう最善を尽くす。最高のもののみを受け入れる。2つ目はサプライズ禁止。すべてを共有し、どんなことでも話し合うようにする。3つ目は互いに声援を送る。互いに励まし合い、サポートする」