火星探査機キュリオシティ、土壌の中から光る物質を発見

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火星探査機キュリオシティが土を3回すくった跡が見られる=NASA/JPL-CALTECH提供

火星探査機キュリオシティが土を3回すくった跡が見られる=NASA/JPL-CALTECH提供

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は18日、火星を探査中の探査機「キュリオシティ」が、「グレネルグ」と呼ばれる科学的に興味深い地点に到着したと発表した。火星の土壌の中から光る物質が見つかり、成分などを調べていることも明らかにした。

キュリオシティはこれまで約1週間にわたり、「ロックネスト」と呼ばれる地点でロボットアームを使って地表の土壌をすくう探査を行っていた。

このときにすくい出した土壌の中に、小さな光る物体があるのを発見。物体は約1ミリと砂粒ほどの大きさで、当初はキュリオシティからはがれ落ちた物質ではないかとの見方もあったが、詳しく調べた結果、もとから火星にあった物質のようだとの見方が優勢になったという。

採取した物質はキュリオシティに搭載されたX線回折装置に取り込んで、成分の解析を進めている。

キュリオシティは8月に火星に着陸し、地表を移動しながら探査を進めている。グレネルグの後は、堆積層から形成される標高約4800メートルの「シャープ山」の探査に向かい、生命が存在していた痕跡を探す。

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