稀少なベアードバクの赤ちゃん誕生 米動物園

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赤ちゃんベアードバクの「フェリックス」(C)Nashville Zoo

赤ちゃんベアードバクの「フェリックス」(C)Nashville Zoo

ナッシュビル(CNN) 米ナッシュビルの動物園でベアードバクの赤ちゃんが誕生した。この赤ちゃんには驚くような誕生秘話があった。

数日前、ナッシュビルへの出張に出掛ける前に、現地で話題になっている記事になりそうなネタをネットで検索し始めたところ、ソーシャルニュースサイト「レディット」で、ツチブタに似た変わった生き物のかわいらしい写真を発見した。

この変わった風貌(ふうぼう)の小動物は、ナッシュビル動物園で生まれたベアードバクの赤ちゃんだった。このベアードバクは、実際はツチブタとは全く異なる種類で、実在する動物で最も近いのは馬だ。

同動物園に立ち寄り、有蹄(ひづめのある)動物の担当マネジャー、ラニー・ブラウン氏に話を聞いた。

バクは4種類存在し、成長すると醜いながらも愛嬌(あいきょう)のある姿になり、体重は約220キロにも達する。ベアードバクはメキシコ南部や中米に生息するが、絶滅の危機にひんしている。そのため、ナッシュビル動物園がベアードバクの繁殖に成功したことは大変画期的なことだ。

今年1月12日に母バクのヒューストンがついに、かわいらしい雄の赤ちゃん、フェリックスを出産したのだが、赤ちゃん誕生は一歩間違えれば悲劇になるところだったという。

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