犬に入れ墨は動物虐待? 米で論争
(CNN) 米ノースカロライナ州の男性が愛犬に入れ墨を施したことを巡り、インターネットなどで賛否両論の声が広がっている。
愛犬2匹の腹部に芸術的な入れ墨を彫ったのは、タトゥアーティストのエルネスト・ロドリゲスさん。迷子になった場合なども見つけやすくすることが目的だという。
犬の入れ墨は、マイクロチップなどと並ぶペットの識別方法の1つとして、動物愛護団体や愛犬登録団体もウェブサイトで紹介している。
しかしロドリゲスさんのフェイスブックのページには、「犬を識別するためならあんなに大きくする必要はない。犬の腹部は皮膚が薄いので、回復するまでの苦痛が大きい。小さな印ならともかく、あれほど大きなものはちょっとやりすぎだ」などの批判が書き込まれた。
ツイッターでもペット情報サイトの編集長が、「あの入れ墨はかなり大きい。単なる識別用途にしては行き過ぎに思える」とコメントしている。
これに対してロドリゲスさんは、入れ墨を彫る際には鎮静剤を使ったと弁明、「私は芸術家なので、愛犬に芸術を施したかった」と話している。
このニュースを伝えたCNN系列局のウェブサイトには、地元の動物病院でペットに入れ墨を入れてもらったという飼い主から「うちの子たちの入れ墨もこれほどクリエーティブだったらよかったのに」と賛同の声も寄せられた。