子どもに悪魔の名前はダメ、NZの却下名一覧公表
(CNN) 子どもに悪魔の名として知られる「ルシファー」の名を付けることは認めない。「キリスト」「メシア」(救世主)などの命名もダメ――。ニュージーランドの出生届受付機関が1日、これまでに両親の命名申請を却下した名前の一覧をCNNに公開した。
自分たちの子どもを「ルシファー」と命名しようとした親は過去12年で6組、「メシア」の名で登録しようとした親は2組いたという。
同国の規定では、人の感情を害するような名前や意味もなく長い名前、称号や階級を思わせる名前は認められない。
2001年以来で申請が却下された件数が最も多かったのは「ジャスティス」(62件)、次いで「キング」(31件)だった。さらに変わったところでは、「Mafia No Fear」「4Real」「Anal」などの名を付けようとした親もいたほか、「*」で「スターシンボル」、「.」で「フルストップ」と読ませようとした親もいた。
一方で2008年には英国のたばこブランドから取った「ベンソン」と「ヘッジス」の名を双子に付けることが認められて物議をかもし、「バイオレンス」「ナンバー16バスシェルター」(16番バス停留所)などの名も認められている。
ほかの国でも、スウェーデンには命名について定めた法律があり、「スーパーマン」「メタリカ」などの名が却下されてきた。
ドミニカ共和国は子どもに車や果物の名を付ける親が相次いだことを受け、変わった名前を禁止することが2009年に検討された。