「極めてまれ」な巨大深海魚がまた漂着 カリフォルニア州
(CNN) 米カリフォルニア州南部の沿岸で、巨大な深海魚リュウグウノツカイの死骸が相次いで見つかり、専門家が首をひねっている。
リュウグウノツカイは海底約1000メートルの深海に生息し、生きている姿も死骸も人の目に触れることは極めてまれ。ところが地元警察によると、18日午後、同州オーシャンサイドの海岸に、体長約4.3メートルの死骸が漂着しているのが見つかった。
CNN系列局KGTVによれば、発見者は海岸に遠足に来ていた小学3年生のグループだという。
この5日前には同州のカタリナ島沖でスノーケリングしていた海洋科学インストラクターが、水深約4.5メートルの海底付近で体長約5.5メートルのリュウグウノツカイの死骸を見つけたばかりだった。
オーシャンサイドに漂着したリュウグウノツカイは米海洋大気局(NOAA)の専門家が調べており、NOAA海洋漁業局のスザンヌ・コヒン氏はKGTVに対し、「カリフォルニア州南部で、しかも水面で見つかるのは非常に珍しい」「最初の1匹でさえ珍しいと思っていたのに、続いて2匹目が見つかったという話はこれまで聞いたことがない」と話している。