共食いネズミ乗せた幽霊船が英国に接近?
カナダのナショナルポスト紙によると、同船はニューファンドランド島で2年間係留されていた間に、大量のネズミがすみ着いていたのは間違いないという。しかし漂流後は餌がなくなり、ネズミ同士の共食いになった公算が大きい。
その病原菌にまみれた船が、天候が荒れればすぐにでも漂着するのではないかとの不安がアイルランドや英国で高まった。
これに対してアイルランドの沿岸警備隊はこのほど、「アイルランドがこれ以上の対応を講じる必要はない。目撃情報もない」と発表。英海洋沿岸警備局も「昨年4月以来、目撃情報は入っていない」と強調した。
英BBCは専門家の話として、リュボーフィ・オルロワ号は恐らく沈没したと思われると伝えた。英キャメロン首相の報道官も、政府が優先課題として対応するような問題ではないとの見方を示している。