生徒十数人の昼食を「没収」、給食代未納を理由に 米小学校
(CNN) 米西部ユタ州の小学校で給食代の納入が遅れているとして食堂にいた生徒数十人の昼食のトレーを目前で「没収」し、両親らの怒りを買う騒動が起きた。これら生徒が食べ物を口にする前の処置だったという。
同校の給食の月額は伝えられていない。同小学校を監督する学校区当局は支払いが遅れていた両親には通知を始めていたと主張。ただ、一部の両親などは支払いが滞っているなどの説明は学校側から一度も受けていなかったと反論している。
学校区当局によると、同小学校の生徒総数は550人。このうち50~70人の昼食代の支払いが遅れていたという。
トレーを持ち去られた5年生の女子生徒の母親はCNN系列局に、不意打ちを受けた気持ちと指摘。このむごい措置を受けた多くの生徒たちは涙を浮かべていたと話している。