筋金入り航空ファンの労作、集めた乗員制服は「1260着」
(CNN) オランダ人男性が世界の航空会社の女性乗務員の制服やアクセサリー品の収集に過去数十年間、情熱を燃やし、これまで集めた制服数が473航空会社の1260着に達した。
この男性はクリフ・マスキートさんで世界7大陸の航空会社を対象に、1980年代初期からコレクションを開始。その成果は自ら開設したウェブサイトで紹介されている。収集品は自宅に保管している。
KLMオランダ航空に勤める同氏は2012年にCNNの取材に応じ、収集の動機について「航空機やそれにまつわる全てを愛している。航空機となれば女性乗務員の制服だ」などとも語っていた。
各航空会社が制服の入手を認めてくれるなら今後も続けるとも説明。最終的にはこれらの秘蔵品を紹介する大型の本を出版するのが目的だが、そのために大金が必要との事情も明かしていた。
一方、マスキートさんに負けない筋金入りの航空ファンなのが英国のエバーソン夫妻。2人はインターネット上で知り合い、航空機の装備品などに対する強い興味を共有して絆を深めた。4年前に、英国とフランスが共同開発し退役した超音速旅客機コンコルド内で結婚式も挙げていた。
英ランカシャーにある2人の自宅は米ボーイング社製の737型旅客機を思わせるデザインともなっている。このための改築費用は約4万ポンド(約684万円)で、模擬の操縦装置も据え付ける凝りよう。廊下などは装備品でいっぱいのため、自宅近くに事務室スペースを借り、移したという。
模擬操縦装置の体験を航空ファンに提供するため、有料操作の試みも始めている。