ロープが絡んだクジラを救助へ ハワイ島沿岸
(CNN) 米海洋大気局(NOAA)によると、ハワイ島の沿岸でブイをつなぐロープがザトウクジラに絡まり、当局者らが救助のタイミングを計っている。
クジラは体長約13.5メートルで、体重は40トン前後と推定される。
ロープを巻き付けた姿が初めて見つかったのは13日。赤いブイをつなげたまま、島の周囲を反時計回りに泳いでいるとみられ、その後何度か目撃されている。
NOAAの救助チーム責任者によると、すぐに危険な状態になるわけではないが、放置すれば命取りとなる恐れがある。チームは天候とクジラの位置に配慮して、ロープを外すのに最も適したタイミングを狙っているという。
ハワイ周辺の海域でクジラにロープが絡まる例は珍しくなく、過去1年に13頭が報告された。チームでは例年、平均2~4頭の救助に成功しているという。