ダックスと闘犬の雑種、ユニークな姿で親善犬に
(CNN) 米ジョージア州南部で保護されたダックスフントと闘犬ピットブルテリア(ピットブル)のミックス犬がそのユニークな姿で一躍人気者になり、このほど保護団体の親善犬に任命された。
話題のミックス犬「ラミ」は1歳のオスで、ピットブルのがっしりした体格と、ダックスフントの短い脚と長い胴体の特徴を併せ持つ。先月、民家の庭に迷い込んで地元の愛護団体ヒューメーン・ソサエティに保護された。同団体が写真を公開すると瞬く間にインターネットで広まり、引き取り希望者が殺到していた。
フェイスブックに開設されたラミのページは4000人を超すファンを獲得し、Tシャツまで登場。この人気ぶりを受けて同団体は、ラミを見世物にしたくないとの思いから、里親探しについて慎重に検討した。
その結果、里親を探す代わりに親善犬に任命することを決め、フェイスブックで「セラピー犬になる訓練を受けて、学校や病院や老人ホームを訪問します」と報告した。
「きちんと面倒を見てもらって愛されているので安心してください」「夜間は別の家に行って遊んだり、預かってくれたりする人たちと一緒に寝たりします。もう迷い犬の不安はなくなって、お腹は満たされているし、暖かくて居心地のいいベッドがあって、たくさんの友達と愛情に恵まれています」とも付け加えている。
ラミの写真が掲載されたヒューメーン・ソサエティのフェイスブックは240万を超すアクセスを集め、ラミ人気のおかげで同施設の引き取り件数も増えた。
親善大使の任務を着々とこなし、新しい飼い主に引き取られて行く仲間を見送るラミの写真も公開されている。