ロシアのロケット、打ち上げ失敗 シベリアに落下か
(CNN) ロシアのインタファクス通信は16日、同国の無人ロケット「プロトンM」の打ち上げが失敗したと伝えた。
プロトンMは同日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたが、約8分後に「緊急事態」が起きたという。
同通信がロシア宇宙庁(ロスコスモス)当局者の話として伝えたところによると、ロケットの3段目と、搭載していたメキシコの通信衛星が、シベリア南東部チタ州に落下したとみられる。
今年4月には、国際宇宙ステーション(ISS)に向かうはずだったロシアの無人宇宙船「プログレス59」が制御不能となり、今月8日に大気圏に再突入した。
ちょうど1年前の2014年5月16日には、通信衛星を載せたプロトンMの打ち上げが失敗していた。この時は打ち上げの9分後に通信が途絶え、緊急システムが推進装置を停止した。