米ホワイトハウスに珍客の「タカ」定住 エサに困らず?
ワシントン(CNN) 米ホワイトハウスの敷地内はリス、小型の鳥、キツネやハツカネズミなどの小動物のすみかとして知られるが、これに新参者の「タカ」1羽が最近加わったようだ。
CNNのホワイトハウス取材陣がタカの存在に気付いたのは約1カ月前、一群のカラスがタカに向かって猛烈な速度で突っ込むような威嚇的な振る舞いを発見した時だった。タカが巣を見付け、カラスが危険な事態を察知したための行動との見方もあった。
また、CNN特派員を仕切る記者は昼食時、芝生の上でタカがリス1匹をついばむ姿も発見。米紙ニューヨーク・タイムズの記者は先週、タカが大統領車両の専用道路上でリスに襲いかかって口にする光景を見掛けたと証言した。エサとなるリスが多いこともホワイトハウス敷地内を気に入っている要因のようだ。
このタカは、米国内で広く生息する尾が赤みがかった種類の個体。大統領邸がある東棟の北西部辺りでの出没が目撃されている。
ホワイトハウスもこの珍客の存在をブログ上で紹介。しっかりと気候変動問題と絡め、人類が押し付けた気温上昇や過酷な天候の出現はタカのような鳥類の生存環境も厳しくしているとして、対策を講じる必要性などに言及している。