今年の夏、やはり暑かった 観測史上最高を記録
(CNN) 米海洋大気局(NOAA)は、今年6~8月の世界平均気温が陸上、海上とも、1880年に統計を取り始めて以来の最高を記録したと発表した。
6~8月は南米の大部分とアフリカ、中東、アジア、米西部の一部地域で記録的な暑さとなった。海上でも赤道付近東側の大平洋やインド洋の大部分、大西洋の一部で記録的な暑さを観測。陸上と海上の平均気温は20世紀の平均気温を0.85度上回り、これまでの最高だった昨年の記録を抜いた。
NOAAは先に、今年1年間の平均気温は観測史上最高になる見通しだと予想していた。専門家は原因として、地球温暖化やエルニーニョ現象を挙げている。
エルニーニョは米カリフォルニア州の豪雨やオーストラリアの山火事を発生させ、台風の勢力が強まる原因にもなっている。
NOAAは今年のエルニーニョについて、各国で大きな自然災害をもたらした1997年に匹敵する強さになるかもしれないと予想していた。