ネット競売で「戦車」を衝動買い、置き場所に苦労 英国
ロンドン(CNN) 英国人男性がインターネットの競売で「戦車」を衝動買いし、置き場所の確保に苦労し、家を新規購入する羽目に陥った。
ジェフ・ウールマーさんが1万4000米ドル(約166万6000円)支払った戦車は重さ7トンのCVRTスコーピオンで、以前はカナダ軍が保持していた。
買ったものの、イングランド西部ブリストル近くの自宅は寝室が2つあるアパートで、戦車の駐車は禁止だった。
戦車購入のきっかけは職場の同僚との雑談がきっかけ。話の種は「このごろは軍用車両を含めインターネットでは何でも買える」だったという。職場では、時速1000マイル(約1609キロ)を突破出来る車両のデザイン、製造を狙う事業を進めている。
この雑談後、ウールマーさんは自宅で特殊車両の競売サイトに接続し、スコーピオン戦車の入札に参加。その後、連絡がなかったのでほぼあきらめていたところ、職場に電話があり落札が決まったとの説明を受けたという。
CNNの取材に応じたウールマーさんによると、この戦車は製造後の1989年、カナダの英国陸軍訓練部隊に所属。作戦のためエジプトに配備されたこともある。
戦車のバッテリーは交換が必要で、戦車内部は油などで汚くなっている。しかし、ウールマーさんは今後数週間内に走行可能な状態にすることを目指している。また、公道を走ることが出来る可能性もあるとしている。英国内では、正当な書類手続きを進めれば、戦車を公道で運転することも可能だという。