ロンドン名物ビッグベンの時計が止まる?
ロンドン(CNN) 150年以上にわたって英ロンドンの街に鐘の音を響かせてきた議会議事堂の時計台「ビッグベン」の老朽化が進み、修理が必要な状態になっている。
英議会がまとめた報告書では、修理しなければ時計が完全に止まってしまう可能性もあると指摘。修理には2900万ポンド(約54億円)の経費と4カ月の期間を要すると試算した。
ビッグベンの名は、実は時計塔の中の鐘をさす。時計塔の正式名称は「エリザベス・タワー(旧スティーブンズ・タワー)」、時計は単純に「グレート・クロック」と呼ばれている。
地元紙によれば、時計の針と振り子の背後の軸受けの部分に問題があり、すぐにでも修理しなければ、いつ時計が止まったり、針が落下したりしてもおかしくない状態だという。
4面ある時計の短い方の針の長さはそれぞれ2.7メートル、砲金製で重さ300キロ。長い針は長さ4.2メートル、銅製で重さは100キロある。