1111カラットのダイヤ原石、100年ぶりの発見
ロンドン(CNNMoney) カナダの探鉱会社ルカラは、1111カラットのダイヤモンドの原石がアフリカ南部ボツワナの鉱山で見つかったと発表した。これほど大きい原石の発見は約100年ぶり。このニュースを受けて同社の株価は32%急騰した。
同社によると、原石は16日に見つかったばかりで、売り出すかどうかはまだ未定。現時点で値段を付けることは不可能だという。ウィリアム・ラム最高経営責任者(CEO)は、「どうすればこの原石から最大の価値を引き出せるかを見極めなければならない」と述べ、既に引き合いが殺到していることも明らかにした。
原石はあまりに大きすぎてルカラの装置では対応できないため、まずベルギーのアントワープで鑑定してもらうことになりそうだという。
同社は同じ鉱山から、推定813カラットと374カラットのホワイトダイヤモンドが見つかったことも明らかにした。
ダイヤモンドの原石は、1905年に南アフリカで見つかった3106カラットが過去最大。この原石から切り出されたダイヤは英王室の王笏にあしらわれ、現在ロンドン塔で展示されている。