火星と地球、11年ぶりの近さで接近
(CNN) 火星と地球が11年ぶりの近さにまで接近している。一時は4億キロも離れていた距離は、米国時間の30日、約7530万キロに縮まる。
米航空宇宙局(NASA)によると、火星は接近するにつれて夜空で大きく、明るく見える状態が6月3日まで続く。望遠鏡や双眼鏡を使わなくても、肉眼で観測できる。
米国では東部標準時の午前零時前後が最も観測しやすい。南東の空に見える天体の中で最も明るく、赤みがかった星が火星だという。
火星についての情報は天体観測サイトなどでチェックできるほか、各地の愛好家団体が主催する火星観測イベントも開かれている。
もし今回の接近を見逃したとしても、2018年7月31日にはさらに近い約5760万キロにまで接近する。
過去には2003年8月に5575万8006キロまで接近。これはほぼ6万年ぶりの大接近だった。次にこれほどの大接近が起きるのは2287年8月28日と計算されている。