拘置所で「集団脱獄」、看守の命救うため 米テキサス州
それでも数秒ためらった後に監房の扉をこじ開け、5人ほどの収監者が監房から出て看守を揺すったり、扉や壁をたたいたり叫んだりして助けを呼んだ。看守の無線を使って外部に連絡しようとした収監者もいた。
看守は脈も呼吸も停止した状態だった。
間もなく騒ぎを聞きつけた別の看守らが地下室に駆け付けて救急車を呼び、救急隊は除細動器を使って看守を蘇生させた。
保安官事務所では、看守の命が助かったのは収監者たちの素早い対応のおかげだと称賛している。
収監者たちは感謝の言葉をかけられて監房に戻った。罪状が重くなることはなかったものの、引き続き暴行や麻薬などの罪に問われている。