砂浜に「SOS」、海難の2人救出 ミクロネシア
(CNN) 米領グアム島の沿岸警備隊は28日までに、太平洋西部ミクロネシア連邦の海上に浮かぶ無人の砂浜に遭難信号の「SOS」の文字を描き、助けを待っていた2人を救出したと発表した。
救助された2人は砂浜で8日間立ち往生していたとみられ、乗っていた全長約5.5メートルの船には限られた物資しか積んでおらず、緊急事態用の装備品もなかったという。船は8月17日にウェノ島を出発し、タムタム島へ向かっていた。
2人を見付けたのは米海軍の航空機でこの砂浜の上空を飛行した際、SOSの文字を発見していた。グアム島の捜索救助当局に砂浜の位置を通報。沿岸警備隊の声明によると、救助隊は26日に2人を助け出し、ノムウィン環礁に移送したという。
沿岸警備隊は2人の船が同月19日から行方を絶ったとの情報を受け、航空機や監視船を出動させた捜索作業を7日間続けていた。捜索範囲は約4万2918平方キロに及んでいた。