豪競売会社、700年前の紙幣発見 明時代の羅漢像内部から
(CNN) 中国の明時代に作られた仏像の内部からこのほど、700年前の紙幣が発見された。
発見したのはオークション会社モスグリーン(オーストラリア)のアジア美術部門の責任者であるレイ・トレガスキス氏。14世紀に作られた木製の羅漢像の頭部を調査していたところ、内部の空洞にしわくちゃの紙が入っていることに気づいたという。
詳しく調べたところ、この紙片は明時代の紙幣であることが判明した。中国で発行された紙幣としては最も古い部類に入るものだ。
「紙幣が木製の仏像の内部で見つかったのは、私たちが知る限りでは初めてだ」とトレガスキス氏は言う。