英国発、廃棄食材カフェが台頭<3> 地上部隊

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スーパーマーケットやレストランから食材を受け付けるが、中にはロブスターやキャビアなどの高級食材も

スーパーマーケットやレストランから食材を受け付けるが、中にはロブスターやキャビアなどの高級食材も

(CNN) 廃棄予定の食材を使った料理を提供するカフェの世界的ネットワーク「リアル・ジャンクフード・プロジェクト(RJFP)」は急速な発展を遂げたが、今も英リーズはRJFPの中心地であり、「客が満足度に応じて料金を自由に決められる」カフェが14店舗存在する。

前回「英国発、廃棄食材カフェが台頭<2> ネットワークの構築」はこちら

RJFPを立ち上げたアダム・スミス氏は30人の常勤スタッフを雇い、その多くはリーズ市内の店やレストランで廃棄予定の食料を回収する仕事に従事している。RJFPは、複数のスーパーと契約を結んで廃棄予定の食料の提供を受けており、さらにレストランやフードバンクとも不定期に食料提供を受ける協定を結んでいる。

この方法で入手できる食材は「必要最低限」の範囲をはるかに超えている。RJFPが運営するカフェが、高級フランス料理を提供できるのもそのためだ。

「キャビアやロブスターから果物や野菜まで、どんな食材でも手に入る」とスミス氏は語る。

「毎週150キロものチキンが手に入るため、われわれの店のメニューにある料理の大半は詰め物をしたチキン料理だ」(同氏)

リーズの食料回収チームは1日およそ10トンの食料を回収するが、その量は増加の一途をたどり、抜き打ち検査の前日には75トンもの食料が倉庫に集まった。

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