愛犬の「無実」をDNA鑑定で証明、殺処分免れる 米
(CNN) 米ミシガン州で近所の小型犬を殺した疑いをかけられ、殺処分を命じられた大型犬が、DNA鑑定によって「無実」を証明され、処分を免れる出来事があった。
同州セントクレアに住むケネス・ジョブさん(79)と妻のペニーのさんの飼い犬「ジェブ」は、2歳になるベルジャン・マリノア犬。介助犬の訓練を受けてケネスさんが転ぶと立ち上がるのを助け、ほかの3匹の犬と7匹の猫、ニワトリたちとも仲良くしていたという。
もともとデトロイトで飼われていたが、昨年1月に当時の飼い主が死亡し、引き取りに行った保護団体のボランティア、ケンディ・モリソンさんが、父のケネスさんの介助犬にぴったりだと考えた。
神経疾患のシャルコー・マリー・トゥース病を患っているケネスさんも一目見てジェブが気に入り、ジェブはジョブさん一家に引き取られて幸せに暮らすようになった。
事件が起きたのは8月24日。近所に住むクリストファー・サワさんが、自宅の庭で愛犬のポメラニアン、「ブラッド」が死んでいるのを発見した。裁判記録によるとサワさんは、ブラッドの前にジェブが立っているのを見たと証言している。
ブラッドの体重は約6.3キロ。ジェブは約40キロだった。