爆発物探知の見習いの子犬、逃亡し射殺 NZ空港

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爆発物探知の見習いの子犬、逃亡し射殺

(CNN) ニュージーランド(NZ)の主要都市オークランドの空港で18日までに、見習いの爆発物探知犬が飼育担当者から逃れて滑走路上に飛び出すなどの騒ぎを起こし、餌やオモチャ、他の犬も使った懐柔策も通じなかったため警察が射殺する措置を講じた。

動物保護団体などはこれに反発、追跡劇は約3時間に及んだため麻酔を使う時間的な余裕は十分あったはずと非難している。

この犬はビアデッドコリーの雑種犬の「グリズ」で生後10カ月。見習い犬としての訓練は半年後に終わる予定だった。騒ぎを起こした際は、空港の環境に慣れるための訓練を実施していたという。

この騒動で同空港の離着陸便16便に遅れが生じた。射殺は空港運営当局者が警察に要請したという。銃ではなく麻酔銃を用いるべきだったとする批判について、同国の民間航空行政当局者は選択肢として受け止めていなかったと述べた。

オークランド空港当局者は当初、ツイッターの公式アカウントで犬を捕まえたと報告。しかし、1時間後に殺処分を発表していた。グリズが逃げ出したのは午前4時半ごろで、周囲が暗く、場所が広大だったため早急に見つけ出すのが困難だったともみられる。

民間航空行政当局は麻酔銃の使用問題は今後検討するとの方針を示した。

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