地球に衝突した惑星「テイア」の残骸発見か、月の形成に寄与 新研究

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形成初期の地球に「テイア」が衝突する様子を描いたイメージ図/Hernán Cañellas

形成初期の地球に「テイア」が衝突する様子を描いたイメージ図/Hernán Cañellas

この理論が正しければ、ジャイアント・インパクト仮説を補足する新たな詳細を提供するだけでなく、地球物理学者の長年の疑問に対する答えにもなりそうだ。

地球の奥深くに二つの巨大な塊が埋まっていることは既に科学者が認識していた。「LLVP(巨大低速度領域)」と呼ばれるこうした塊は1980年代に初めて検出され、一つはアフリカの下、もう一つは太平洋の下に位置する。

これらの塊の幅は数千キロ。周囲のマントルに比べ鉄の濃度が高いため、地震波の測定で検出される。ただ、塊の起源については科学者にも分かっていなかった。

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