乗客最多の空港は米アトランタ、12年連続 羽田が4位
(CNN) 空港管理組織の団体「国際空港評議会」は29日までに、世界の各空港の航空乗客数や貨物の取扱量などに関する最新の年次報告書をまとめ、年間の乗客数では米南部ジョージア州のアトランタ国際空港が計9565万9485人で首位だったと発表した。
同空港のトップは12年連続。2~5位は、北京空港の8192万9359人、ロンドンのヒースロー空港の7003万8804人、東京の羽田空港の6679万5188人、米シカゴ空港の6663万3503人だった。
同報告書は2012年の数字を対象にしたもので、航空便数や乗客数ではアジアや中東地域のシェア拡大が顕著になったと指摘。年間1500万人を超える乗客数を持ち、伸び率が高い上位25空港のうち24空港はアジア、中東と南米地域に位置すると報告した。
乗客数の上位50空港のうち29空港は北米と欧州諸国が占めた。
報告書によると、世界で最も乗客数が少なかったのはスペインのソン・ボネット空港でわずか12人だった。
商業航空会社が2012年に扱った乗客総数は計57億人で、フライト総数は7900万便。前年比でそれぞれ4.4%、0.6%の増加だった。
乗客数の6~10位は米ロサンゼルス、パリ、米ダラス・フォートワース、インドネシア・ジャカルタ、中東アラブ首長国連邦(UAE)のドバイの各空港の順序だった。日本の成田空港は42位。