フランスの氷河に大量の宝石、墜落機の荷物か

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(CNN) フランス南東部の氷河の中で、大量の宝石類が詰まった袋を登山者が発見し、地元の警察に届け出た。袋に「インド産」の表示があることから、1990年代に墜落したインド機から落下した可能性もあるとみられる。地元警察が26日に明らかにした。

警察によると、宝石類はフランス南東部シャモニーを望む氷河に上っていた20代の登山者が発見し、9日に警察に届けた。宝石類は金属製の箱に入っており、時価総額13万~24万6000ユーロ(1730万~3300万円)の価値があるという。

現地のメディアは、箱の中にはルビーやサファイア、エメラルドなどが入っていたと伝えている。

この氷河から近いモンブランでは、1950年にエア・インディア245便が墜落し、乗っていた48人全員が死亡する事故が起きている。

さらにその16年後には、付近の同じ場所にエア・インディアのボーイング707型機が墜落。昨年、同機に積まれていた外交文書入りのかばんがモンブランで見つかっている。

今回発見された宝石類は、このいずれかの事故機から落下した可能性もあるとみられ、警察などが持ち主を捜している。もし持ち主が特定できなかった場合は、発見者が一部を受け取ることになるという。

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