第2次大戦で沈んだUボートの残骸、米東海岸沖で発見
(CNN) 米海洋大気局(NOAA)は21日、第2次世界大戦中に大西洋に沈んだドイツの潜水艦「Uボート」の残骸が、ノースカロライナ州北東部沖の海底から見つかったと発表した。
ドイツの潜水艦「U576」は、NOAAの調査船がノースカロライナ州沿岸から約50キロの海底で8月に発見した。200メートルほど離れた地点には、バージニア州からフロリダ州へ向かう途中で沈没した米国の商船「ブルーフィールズ」が沈んでいた。
U576は1942年7月14日、船体を損傷してドイツに戻る途中で、商船19隻と護衛船5隻で構成する米国の船団に遭遇。船団に向けて魚雷4発を発射した。この攻撃でブルーフィールズが沈没し、2隻が損傷した。
これに対して船団を空から護衛していた米海軍機がU576を爆撃。商船からも攻撃を加え、U576は間もなく沈没した。