米国人のW杯チケット購入が増加、人気の上昇や近さが後押し
ニューヨーク(CNNMoney) チケット売買企業「viagogo」は8日までに、ブラジルで今月12日開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)本大会で同社が手掛ける観戦チケットの販売数で米国がチリに次いで2位になっていると報告した。
3位は、4年前のW杯南アフリカ大会を制したスペイン。前回大会時に米国は販売数で上位10位内に入っておらず、今回の2位浮上は米国内でのサッカー人気の高まりの反映とも分析している。また、ブラジルが比較的、米国に近いことも要因とみている。
米国人による観戦チケットの購入数は、サッカーが最大の人気スポーツとなっているアルゼンチン、メキシコ、ポルトガルやイタリアなどの国を上回っているという。
同社はW杯ブラジル大会での上位10位の各国別の詳しい販売実績には触れなかったが、先週時点で観戦チケットを物色していた米国人は約430万人と報告。W杯開幕が近づくに連れ、需要が伸びているという。特に、今大会に出場する米国戦のチケット需要は跳ね上がった。同社の広報担当によると、米国人が買い求めるチケットの平均価格は3000ドル(約30万9000円)に近づいている。
ただ、米代表チームの上位進出は可能との下馬評は少ない。