対話アプリ「ワッツアップ」がサービス停止、裁判所命令で ブラジル
リオデジャネイロ(CNN) ブラジル東部セルジッペ州の裁判所は2日、米フェイスブック傘下のスマートフォン向け対話アプリ大手、ワッツアップのサービスを一時的に停止するよう、国内全ての電話業者に命令した。
ワッツアップ側が、麻薬密輸事件の捜査で求められたデータを提出しなかったのが理由とされる。
ワッツアップのメッセージや無料通話サービスは同国内で広く使われているが、2日午後2時から利用できなくなった。裁判所によると、サービスは72時間停止する。
ワッツアップが停止命令を受けるのは今回が初めてではない。昨年12月にはブラジル南東部サンパウロ州の裁判所から、犯罪捜査への協力要請に応じなかったことを理由に48時間の停止を命じられた。
今年3月にはワッツアップが利用者保護に向けたデータの提出を拒否したとして、フェイスブック中南米支社の副社長が当局に拘束された。