配車サービス「ウーバー」、利用20億回を突破
香港(CNNMoney) 米配車サービス大手ウーバーは18日、世界での利用回数が通算20億回を超えたと発表した。
トラビス・カラニック最高経営責任者(CEO)によると、20億回目の利用者は世界5大陸16カ国の147カ所で同時に出発した。
カラニック氏は「コスタリカからロシア、中国からオーストラリアまで、各地で一斉にスタートした。このうち一番長くかかったのは、インドネシアの首都ジャカルタを横断した1時間以上のドライブだった」と述べた。
ウーバーは世界で爆発的な人気を呼んでいるが、これまでに進出先の政府から罰金を科されたり、運転手たちに訴えられたり抗議デモの対象になったり、一部の都市では営業を禁止されたりと、さまざまな壁に直面してきた。インドでは運転手が乗客を強姦(ごうかん)したとして有罪を言い渡された。
また中国やインドなど急成長中の主要市場では、ライバルとの激しい競争にさらされている。
それでも世界進出の勢いは衰える気配がない。昨年末に10億回を突破するまでには5年かかったが、次の10億回はわずか6カ月で達成したことになる。