米フェイスブック、虚偽ニュースに「警告」を表示
ニューヨーク(CNNMoney) 米交流サイト大手フェイスブックはこのほど、利用者が虚偽のニュースをシェアした時に表示される警告マークを導入すると発表した。
外部の機関に事実確認を依頼し、虚偽ニュースの見出しの下には赤いマークと、「第三者機関による疑義」の判定を知らせる警告が表示される。
判定された理由を知りたい場合は、同時に表示されるリンクをクリックすれば説明を読むことができる。
虚偽のニュースをめぐっては、米大統領選の結果に影響を及ぼしたという説もあり、ソーシャルメディアに対策を求める声が強まっている。
フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)はかねて、自分たちが真偽を裁くのではなく、利用者や信頼できる外部機関に判断を委ねたいと話していた。
虚偽という言葉は定義が明確でなく、党派対立の場で乱用されている感もある。しかしモセリ副社長は、特に悪質なのは自分の利益のためにわざと虚偽情報を広める行為だと指摘。利用者からの通報などがあった記事を外部機関に回すことになると話し、通報の方法はいくつか試しているところだと述べた。ただしどんなうそであろうと、利用者が自分のページに投稿するのは依然として自由だと強調した。
疑わしいニュースをシェアした投稿は、友人たちの新たな投稿などを次々と表示する「ニュースフィード」で下の方に置かれる可能性もあるという。