イスラエルとパレスチナ、和平交渉継続で合意 課題も山積
ワシントン(CNN) イスラエルとパレスチナは米首都ワシントンで30日に行われた直接協議で、早ければ2週間以内に実質交渉に入ることで合意し、協議を仲介したケリー米国務長官の前でイスラエルのリブニ法相とパレスチナ交渉責任者のアリカット氏が握手を交わした。
交渉は9カ月にわたって行われる見通し。ただ、オバマ米大統領の前でイスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナのアッバス議長が、主権国家パレスチナ創設の合意書に署名するような歴史的瞬間に結びつくかどうかはまだ疑問だ。
3年ぶりに行われた今回の直接協議に続き、次の交渉はイスラエルかパレスチナで行われる。交渉ではイスラエルの入植、パレスチナ難民の帰属、聖地エルサレムの帰属など、困難な課題が待ち受ける。
ケリー長官は「次の9カ月で最終合意に至ることを目標とする」と述べ、困難はあっても達成可能だと信じると語った。
カーニー米大統領報道官によると、30日の協議にはオバマ大統領も30分にわたって参加し、和平合意の達成を支援する姿勢を強調した。