米記者殺害の実行犯は英国人か、英当局が捜査に着手

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ISISが米国人記者殺害か

ロンドン(CNN) 米国人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリーさんが過激派組織「イスラム国」に殺害された事件で、映像に映っていた実行犯が英国人だった可能性が強まり、英当局などが国際捜査に乗り出した。

イスラム国がインターネットに掲載した映像の中で、実行犯の男は目だけを出して顔全体を覆っていたが、話す英語は英国人特有の発音だった。

この発音から、男はロンドンのイーストエンド地区の出身かもしれないと推測する言語学の専門家もいる。

キャメロン英首相は夏休みを切り上げてロンドンに戻り、政府の緊急対策会議を招集。記者団に対し、男が「英国人である可能性が高まった」と語った。

シリアやイラクで過激派組織に加わっている英国人は推定400~500人。実際の数はこれをさらに上回る可能性もあり、容疑者の特定は難航も予想される。

ハモンド英外相は、「多くはいつか英国に戻り、国内の安全を直接的に脅かす存在になるかもしれない」「イラクやシリアの事態は国際社会に広がって、我々に直接的な影響を及ぼす危険がある」と危惧する。

ロンドン警視庁は20日、対テロ部門が問題の映像を調べていることを確認した。英情報機関のMI5も米当局と共に犯人の割り出しにかかわっていると伝えられている。

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